甲子園に飛んできた漫画、訓練を怠けて野球が大好きな息子の太郎は、母親の病気を理由に訓練を逃れていたが、交通事故で同乗していた丘山市立西王子中学校のエース鷹見投手に遭遇し、今回の交通事故で鷹見は不幸にも死に、太郎も重傷を負い、死ぬ前の鷹見の甲子園への執念に太郎は心を打たれた。数日後に太郎は目を覚ましてカバンの中に野球(鷹見の交通事故で落ちた)が1つ余っているのを発見し、ボールを返すつもりで鷹見の墓前に来た太郎だったが、出ようとすると墓前に鷹見の魂が現れ、太郎に「甲子園に連れて行って!」の要件を満たすことができます。そこには、死んだはずの男と少年、2人の異なる運命が、重なり始めていた。