邪悪な魔術師として恐れられている沢甘は、実は口下手な青年にすぎない。白髪の精霊ニフィーに一目惚れし、財産を惜しまず買い取ったが、言葉が苦手な沢甘はどう接していいか分からなかった。一方、ニフィーも同様に思いを寄せる気持ちの表し方がわからないため、双方は両思いなのに、まるで国中生が恋をしているかのような青臭い芝居をしている。愛を表現することができない魔術師と、主人を慕っているが訴えることができない奴隷、不器用な2人はそのまま同居生活を展開した。