最高機密2008

ステータス:ACT02

作者:清水玲子

タブ:ミステリー

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時間:10-28

2060年――そう遠くない未来の日本、科学警察研究所法医第九研究室(通称「第九」)で物語は始まった。ここでは、極凶犯罪事件で命を落としたすべての被害者、容疑者、犯罪者の脳が集中的に調査されている。死亡後、損傷のない脳を一定時間取り出して処理し、電流刺激を与えることで、脳を生前の生理状態に保つことができる。MRIと呼ばれるこの調査法により、これらの被害者、犯罪者たちが生前に見たすべてをスクリーンで再現することができる(早ければ5年前にさかのぼる)。<br/>病床で死に瀕した老人が懺悔を聞きに来た神父は、60年前に子供を誘拐して殺害したという、心の底に秘められた60年の秘密を語った。警察は提供された場所に基づいて蝋化した死体を掘り出したが、この死体は老人が埋めた子供ではなく、4、50歳の男だった。三好医師が薪さんにMRIでのワックス化死体の脳調査を申請したが拒否され、青木さんは薪さんに初めて体当たりした……ワックス化死体の脳の調査が行われた。でもこれは掘り出されずにいつまでも地下に残ったほうがかえっていい死体かもしれない……。

詳細を表示 最近の更新:10-28

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