黒い大書

ステータス:全1卷

作者:麦人傑

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時間:10-28

『ブラック?ブック』は麦人傑の短編作品集で、10編の短編作品がある。初出典は『HIGH』誌の1995年3月号から6月号。『黒い大書』の技法は、いわゆる「白黒無辺高コントラスト」技法であり、普通の白黒漫画のように線や網点を描く製式画法ではなく、黒と白の強いコントラストを利用して作者の心の中の人物や風景を映し出す。


この技法の作品は、現在筆者の知る限り、フランク?ミラーの『SIN CITY』(映画『バンドウ?シティ』の漫画原作)が最も有名で、麦おじさんも本の中で、当初は『SIN CITY』を見て興隆してから『黒い大書』を描いたと述べているので、漫画鑑賞の面では『黒い大書』は『SIN CITY』の門の煉瓦と見なすことができる。技法が似ているからだ。『ブラック?ブック』を読めない人は、『SIN CITY』は差が少なくても読む必要はありません。

『黒い大書』10編の短編は、いったい何を描いているのだろうか。そう言えば、富樫義博の「幽遊白書」には、人間が妖怪に対して様々な奇妙で悪の限りを尽くす暴行を加えたという「黒の章」というビデオが登場している。『黒い章』を見ると人間を強く憎み、滅ぼそうとする衝動が生まれるという。では……『黒い大書』を読んで人間を絶滅させたいのではないでしょうか。そんなに大げさではないと思います。もしあなたが地球人で、満18歳で心臓が強いなら、問題はないはずです。しかし、もしあなたが宇宙人で、まだ未成年の宇宙人であれば、……自分はどうすればいいか知っています。

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