別名：DOLLS特刑部隊特刑部隊DOLLS

物語は、日本を背景に架空の第三次世界大戦以降の仮想国、第三東都帝国で起こる。

10年前、人口の多国籍化に伴い凶悪犯罪が大きく増加し、裁決の迅速化に適応するため、および仮釈放のない終身刑制度を採用したことで膨張してきた監規模を縮小するため、容疑者が不在の場合に場所を問わず死刑を言い渡すことを許す「ロト法（裁判合理化法）」が誕生した。
「特別死刑執行刑務官部隊」が誕生したことから、通称「特刑」と呼ばれている。「特刑」の慣例は3人1チーム、全部で47チームで、任務の達成率の高さに応じて番号を並べる。
死刑囚を処刑するためには、通常「特刑」は手段を選ばない。彼らの冷血な行為を受け入れることができない人々からは「人形」と呼ばれ、特刑隊員を襲撃するテロ組織「DOLL KILLER/人形ハンター」や、後に現れた元警官たちが率いるテロ集団「COLORLESS DOG/無色猟犬」が現れた。彼らは「特刑を消滅させ、ROT法を廃止する」ことを信仰のように身を投じた。
「特刑」の伝説的存在で、任務遂行率100%の第一部隊の3人を中心に物語が展開される――御子柴笑太、式部清寿、藤堂羽沙希。