西元二〇一年異星起源種「BETA」の侵入により人類はすでに滅亡の淵に瀕していた――。1967年に初めて遭遇してから30年余りになる。膨大な物量を持つBETAに対して、人類はなす術もなく、節節敗退した。ユーラシア大陸の95%が陥落し、世界の人口は10億人余りに激減した。BETAの侵攻に対して、人型兵器「戦術機」を主幹として、日本帝国は防御線を展開し、次世代主力戦術機の開発が難しい中、帝国は局面を打開する計画「XFJ計画」を提案した。それは、日米両国の技術交流体制を基盤に、現在の主力戦術機「不知火」をベースにした、「不知火?二型」の開発計画である――