列車漫画が好きで、鉄道車両を制御できる人形モジュール、『レイルロード』。その中で帝鉄1号機専用のレイルロードの陸として、長い間安眠していた。物語の背景には『大廃線』と呼ばれる鉄道衰退時代――鉄道に代わって1位を占めたのが、新たな動力源『エルクーラ』を取り付けたさまざまな乗り物だった。エルクーラ工場が自分の故郷に定住したというニュースを聞いた右田双鉄は、故郷の水資源が汚染されるのを阻止するため、御一夜市に戻った。そして、双鉄は亡き祖父の部屋で、偶然にも陸を目覚めさせた。知り合った2人が、踏み出す軌道はいったいどんな未来へと続くのだろうか。