人魚姫になりたかった妹の里海は15歳の冬、人魚のように泡になって消えていった…前途有望な里海に大きな期待を寄せていた両親は、彼女の早世に悲しんでいた。姉の海月は妹の遺品を整理していたところ、出していない便箋を発見し、アイドルの隆一に宛てたものだった。海月は妹への思いを込めてこの手紙を郵送した…